第41回 職場環境改善「オフィス内の整理整頓」
①整理整頓とは
「整理整頓しなさい」
皆さんも子供のころ、この言葉を言われた記憶があるケロ?
まさか、社会人になってからも言われるとは思わなかったよね(笑)

では、この何気なく使われている整理整頓という言葉は、正しくはどのような意味なのかご存知かな?
整理とは、「モノの要不要を判断して、不要なモノを捨てること」
整頓とは、「モノが使いやすいように置き場所を定め、置き方を工夫すること」


このことからもわかる通り、整理整頓とは整理→整頓の順番で行うことが大切だよ!
整理整頓が苦手な人は、整頓から入りがち。まずは整理、つまり「減らすこと」が重要なんだ。
②整理で重要なのもやはり手順
では、いざ整理をしようとしたとき、皆さんはどのように行うケロ?
机の引き出しを例に出すと、
「引き出しにモノを入れたまま、目についた不要なものを捨てる」
という手法を取っていないかな?

実は、この方法だと全体像を把握し辛く、上辺だけの整理のみとなってしまいがちだよ。
そうなると、元の状態にすぐ戻ってしまって、効果も実感できず、挫折しやすくなっちゃうね。
重要なのは手順「すべて出す」→「分別」→「捨てる」の流れ!
まず、引き出しすべてのモノを机の上に【出して】並べよう。
そうすると全体像が把握できるので、いるものといらないもので【分別】しよう。
そして、いるものだけを残し、いらないものを【捨て】れば整理完了ケロ。

そこからは、机に出ている必要なものを、使いやすいように配置する、つまり「整頓」すれば、整理整頓は完了。
この流れで整理整頓してみると、「こんなに捨てられるものがあったのか」と驚くかもしれないね!
※整頓のポイントは、また別の機会に!
③オフィスを綺麗に保つには
年度末は、オフィス内を整理整頓する大きなチャンス!
しかし同時に、業務が多忙になってくる時期でもあるよね。
皆さんの中には、「忙しくてそんなことやっている暇はない!」という方も多いのではないかな。
確かに、忙しいときに自分の身の回りも、オフィス全体も、となると大変だよね。
そんな皆さんにお勧めするのは「週に1回の整理整頓タイム」の実施だよ。
朝礼など皆さんが集まる機会に10分や15分程度でも、整理整頓する時間を作ってみてほしいんだ。
整理整頓を繰り返し行うことで、常日頃から整理整頓ができている状態になれば、年度末に慌てる必要はもうないよ!
この整理整頓タイムのポイントは、「皆さんが集まる機会に定期的に行う」ということ。
整理整頓タイムの使い方を「個人の自由」としてしまうと、実施しない人も出てくるため、試み自体が失敗してしまう場合もあるから
注意が必要だよ。
机の上は、頭の中を表しているとも言われてるんだ。
つまり、「机がゴチャゴチャしている」=「考えがまとまっていない」ってことだね。
仕事が忙しい時に机の上に書類が多くなるとか、皆さんも思い当たるんじゃないかな?
机の上が整理整頓ができている人は、考えもまとまっている人だから、業務効率も良く「仕事ができる人」だと言えるんだね。
まずは気軽な気持ちで試してみてケロ!