前回に続き、全国総務部門アンケートをもとに、総務部門の在り方について解説します。
総務課長が考える総務の在り方
最も多かった意見は、全従業員が活き活きと働ける環境を作ること、全従業員が安心して業務に取り組める環境を整備すること、それぞれの専門業務に専念できる環境を作ることでした。
そのほかにも、経営に必要な情報の収集と提供、経営陣と現場とのパイプ役・翻訳役、会社の「アクセル」と「ブレーキ」の双方を兼ね備える役割などが挙げられました。総務部門の機能は「経営の参謀役」と言われるとおり、総務部門にしか担えない役割であるといえます。
経営側が考える総務の在り方
一方、経営側から寄せられた総務部門の在り方についての意見も紹介します。全従業員とその家族が日々明るく生活しているかを絶えず気にかけ、助け合い、幸せに仕事ができる「場」を作ること。経営者と同等の見識を持ち、会社全体を見渡して問題を発見し、的確に判断し、打つべき手を打つこと。総務部門は会社の基本方針を形にする重要なセクションであり、従業員一人ひとりに目を向け、日を当てていくことが総務部門の大きな役割であるという意見が寄せられました。
総務の顧客とは
総務部門側、経営側双方の意見から、総務部門の顧客は「従業員」であることは間違いありません。従業員(顧客)の要望に応えるには、社内マーケティングの視点が必要です。
そのためには、各部門の方々と気軽に会話ができる関係づくりが大切です。良い関係が築けていなければ、現場の本当の声は上がってきません。本当の声が上がってこなければ、効果的な施策を計画することもできません。そのためにまず取り組むべきは、各部門からの日々の問い合わせ対応などを通じて関係性を強めていくことです。全部門とコミュニケーションを図れることも、総務部門にしかできない役割の一つです。
まとめ
会社を変えていくには、まず従業員自身が変わる必要があります。その従業員を支え、変化を後押しする役割こそが総務部門の在り方といえるでしょう。当社の事例やソリューションを活用した解決方法にご関心のある方は、ぜひご相談ください。
総務部門が今後担うべき役割
働き方の多様化やDX推進が進む中、総務部門には単なる庶務対応にとどまらず、社内の情報・文書を横断的に管理し、経営を支える戦略的な役割が期待されています。文書管理のデジタル化は、その役割転換を後押しする第一歩といえるでしょう。
総務のDX化を進める第一歩
総務のDX化は、まず紙文書のデジタル化から着手するとスムーズです。稟議や申請書類を電子化するだけでも、承認スピードの向上や検索性の改善など、目に見える効果を得やすくなります。
総務部門が戦略的な役割を果たすためには、日々の庶務業務を効率化し、企画・提案に充てられる時間を確保することが欠かせません。文書管理のデジタル化は、そのための時間創出にも直接つながります。
今後も社会環境の変化にあわせて、総務部門の役割は柔軟に進化していくと考えられます。
総務部門が果たす役割は企業によって異なりますが、共通しているのは「他部署を支える基盤機能」であるという点です。文書管理をはじめとする基盤業務を安定的に運用することが、全社の生産性向上に直結します。
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